新型コロナウイルスの影響が続くなか、緊急事態宣言のあけた2021年10月より少しずつさまざまな活動が、感染予防を行い再開されています。そのなかで、伏見いきセンを利用してくださる団体のみなさんのこれからをお聞きする、「利用団体インタビュー2021」 を行います。
第4回目は、「玉城宇根本流敏風蓮華ノ会」代表 諸喜田千華さんにインタビューをさせていただきました。こちらは、沖縄の伝統文化である琉球舞踊の普及を目的に子ども向けと大人向けの教室を開講されている団体です。
代表 諸喜田千華さん
Q.活動内容について教えてください 。
琉球舞踊の普及を目的に、2021年現在は毎週木曜日のお昼に大人向けの教室を、夕方に子ども向けの教室を行っています。大人の部は、教室というよりサークルに近く、現在は私を含め4人で活動しています。活動中は、楽しくお話ししながらお稽古をしています。
子どもの部は、小学生と中学生の女子を対象にお稽古を行なっています。私としては、礼儀作法から教えているつもりで、5年ほど通っている生徒は姿勢や立ち振る舞いが違うと思います。
子どもの部 お稽古の様子
Q.活動を始められたきっかけについて教えてください。
私は沖縄出身で、5歳の頃から玉城流七扇敏風会(タマグスクリュウシチセンビンプウカイ)の教室で琉球舞踊を習っていました。
そして、私自身も師範として沖縄で琉球舞踊の伝承活動をしていました。5年前、縁があり京都に来た際、「ここでも琉球舞踊を広めたい」、「沖縄独特の言葉や文化を感じてもらいたい」という思いからこの活動を始めました。
Q.新型コロナウイルスの流行は活動に影響がありましたか。
緊急事態宣言中や伏見いきセンが休館中は、活動をお休みしていました。また、活動を発表する機会はすべて中止となりました。感染拡大前は、鴨川納涼や沖縄フェスタなど様々なイベントへ出演していましたが、現在はほぼ無いのが現状です。しかし、工夫しながら活動は何とか継続してきました。
Q.今後の活動について教えてください。
大人の部では現在、2月に行われる公演に向けて稽古を行なっています。そこでは、「秋の踊り」という曲を踊ります。「秋の踊り」はその名の通り、「秋」について歌った曲ですが、沖縄に秋はほぼありません。テンポもゆっくりでどこか日本舞踊のような雰囲気の曲です。これは、うちなーんちゅ(沖縄の人)が日本の秋やないちゃー(日本人)をイメージした曲なのではないかと思います。メンバーは皆さん京都の方で、言葉などが分かりやすく覚えやすいのでこちらの曲にしました。また、踊るときも沖縄の衣装ではなく、袴を着て、扇子を持って踊るのが特徴です。
「秋の踊り」お稽古の様子
Q.読者の皆様に一言お願いします。
これからは、もっと多くの人と一緒に、琉球舞踊を踊りたいと思っています。テンポの速い曲もあり、運動になります。今参加しているみなさんは踊りをしたことない方ばかりです。初めての方でも、お一人でも、ご見学だけでもお待ちしています!
【公演情報】
「琉球舞踊へのいざない」(京都府文化団体等活動継続支援事業)
2022年2月22日(火)18:00開演 @京都府立文化芸術会館
センターにチラシを配架しておりますので、お気軽にお持ちください。
【活動情報】
日時:毎週木曜日13-15時(大人の部)17-19時(子どもの部)
場所:京都市伏見いきいき市民活動センター 会議室306
代表:諸喜田千華(080-1747-5405)
[編集後記]
インタビュー当日は、練習の様子を見学させて頂きましたが、皆さんの雰囲気がとてもよく、和気あいあいと活動されているのが印象的でした。先生のお人柄によるところが大きいのかもしれません。この記事を読んでいただき、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。活動参加については、お気軽に団体さんまでお問い合わせください!
(柴田)
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