前回ご紹介した吉祥院天満宮から鳥羽街道(旧千本通)に戻り、街道筋を南へ向かいます。
現在では少なくなってきていますが、街道沿いには虫篭窓や千本格子、犬矢来など独特な意匠が目を引く京町家が残っています。その中に写真のようにモダンな、少し変わった店構えがあり、入りたかったんですが、残念ながらその日お休みのようで、後で調べてみると茶の湯道具専門店「岡本八造商店」ということでした。
更に街道を進むと「恋塚浄禅寺」という浄土宗西山禅林寺派の寺院に達します。
平安時代末期、北面の武士が友人の妻との間に起こした悲恋の物語の末、その女性を亡き者にした後、出家し文覚上人となり、菩提を弔うために寺を建立したと寺伝にあるようでした。
又、寺院内の地蔵堂に安置された地蔵菩薩は、京の六地蔵の一つとして「鳥羽地蔵」と呼ばれ、8月22.23日の六地蔵巡りは、たくさんの参拝客で賑わうとの事です。
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