みなさま、こんにちは。ミギウデ副センター長の山川です。
先月ぶりのミギウデ日記の投稿です。
今日は私が担当している伏見しみん大学事業の紹介と、伏見いきセンではどのように業務改善に取り組んでいるかという内容でお送りします。
今年度の伏見しみん大学ではアクティブ・ブック・ダイアローグ(以下ABD)という手法を使ったワークショップ形式の読書会「ヨミカタミカタ」を定期的に開催しています。
カタカナで横に一列に並べるとこういう表記になってしまうのですが、チラシのトップにあるように交差して読むのが正しい読み方です!
ABDはその手法自体が、効率的に楽しく本を読むことができ、インプットと同時にアウトプットも行うので表現力も身につき記憶にも残りやすいというような多くのメリットのある画期的な手法ではあります。
そうした単純なメリット以上に、ダイアローグをして他の人の価値観からも学ぶことができるということが大きな魅力だと感じています。
私たちは日常のいきセンの利用者さまとのやりとりや、地域で活動をしていくなかで「学び」や「つながり」の需要が大きいことを感じてきました。
しかし、普通の勉強会では講師や本の著者の主張から学ぶにとどまってしまいますし、ただ楽しいだけのイベントではなかなかつながりまで至りません。
そこでABDという手法を用い、ダイアローグをして他の人の価値観からも学ぶことでより深い学びや、ただ楽しくおしゃべりするだけでなく為人の分かるつながりをつくるお手伝いができるのではないかと考え、この企画を実施しています。
「本の読み方を変えると、まちの見方が変わる、まちの味方が見つかる」をコンセプトに始めたこの企画でしたが、やってみるまでは本当にみなさまに学びつながる場を提供できるのかどうか不安もありました。
ですが、これまで4回実施してきた「ヨミカタミカタ」で、参加された方から「最近本当にまちの見方が変わってきた」というお言葉をいただくことができました!
至らないところもあるかとは思いますが、参加された方にそう仰っていただけるような場をつくることができたことが本当に嬉しいです!
今年度の「ヨミカタミカタ」も残すところ2回となりましたが、ABDを開発された方々と参加される方への感謝を忘れず、これまでの反省も踏まえ、より良い学びつながる場づくりを目指して頑張ります!
また、伏見しみん大学事業は一事業担当者としての実践ですが、副センター長としての実践としていきセン全体での効率化・業務改善にも取り組んでいます。
今年度の伏見いきセンでは、スタッフ全員が共有できる業務改善シートを用い、日常の業務の中で感じた・発見した問題を見える化して課題にまで高めています。さらに、スタッフ全員が勤務終了後に記入する業務日報において、その日の自分の働きに点数をつけるようにしています。
(※業務改善シートと事業進捗シートの画像です。内容はぼかしを入れていますがご了承ください。イメージを感じていただきたく載せました!)
問題を見える化して課題にまで高めることで、解決すべきことが分かるので会議の際などに具体的な議論に結びつきやすく、11月までに50ほどの課題を解決できました。
また、はじめは点数をつけることに戸惑いを感じたスタッフもいたと思いますが、自分を客観的に評価できないとなかなか自分の担当する事業の社会的インパクトも評価できず、事業の改善や発展を考えることが難しいので、点数をつけることが良い訓練になっているように思います。
私事ですが、最近体重計に乗るだけダイエットをしており、かなり成功を収めています!(体脂肪を1キロ減らして筋肉を1キロ増やすことに成功しました!)
伏見いきセンでは、センターがみなさまから求められているものに近づくことも大切にしていますが、スタッフひとり一人が自分のなりたい自分になるための自分デザインも大切にしています。
ダイエットをするにはまず今の自分の体重を知ることから始まるように、伏見いきセンでのこうした問題の見える化や課題設定、事業評価、自己評価といったことが、今の伏見いきセンと自分の状態を知りセンターと自分自身を関連付けて、なりたいセンター&なりたい自分に近づくことの両立につながるのではないかと思っています。
上半期が終わって下半期が始まった・・・と言っている間に、師走となり新しい一年をどうするか考えないといけない時期になってきています。
残り短い今年度ではありますが、今年度を悔いなく終わらせるために、また来年度に最高のスタートを切れるように、残り数か月走り抜けて参りたいと思います!
最後までお読みくださりありがとうございます。
これからも伏見いきセンをよろしくお願いいたします!