今回は、2代目ミギウデ副センター長の小野賢也さんにインタビューをさせて頂くことができました。
名前:小野賢也さん
出身地:岡山県
職業:NPO職員
好きな女優:新垣結衣
外見は温厚なイメージを持つ小野さんですが、中身には大きな野望を持っておられる、ロールキャベツ男子である事がお話を聞くなかで感じました。
いきセンでは伏見全体の課題に目を向け、様々なチャレンジをされていました。ミギウデ副センター長で学んだことを活かし、今の職場でも活躍されている小野さんにいろいろなことを聞いてきました!
Q. いきセンで働くことになったきっかけを教えてください。
龍谷大学の課外プログラムであるRyu-SEI GAPにて、シニアの課題を解決するチームに入って伏見で活動していました。その活動を終えたタイミングで、「一人暮らしで話し相手がいない」、「外へ出たいけど出る事ができない」など、家の中でもどかしさを抱えている人がいる状況に対して『もっと自分は何かできたのではないか』という思いが強まったことが1つのきっかけでした。
また、自分の活動としてシニアの課題だけでなく、伏見の様々な課題を広く見ながら再チャレンジできないかと思い、センター長の三木さんとお話したのがきっかけでした。
Q. 小野さんのいきセンでの役割は何ですか?
2代目ミギウデ副センター長として、事業全体を見つつ、学生のコーディネートを行うことを意識していました。また2代目として、基盤があるものをどう発展させていくのかを考えるタイミングでありつつも、実際に地域の方と話していく中では基盤をまだつくっている段階であり、より強固にすることも意識していました。
Q. いきセンで学んだことは何ですか?
事業を起こして、今あるものに変化を加えるとき、最終的にそこにいる人たちや場がどうなるのかということをイメージした上で、具体的にそのために必要な作業や活動を構成していくという考え方を学びました。
また、地域での話し合いの場においてもそこに集まる方がどんな人なのかを知り、事前にできることがあれば、できる限りの準備をし、知識を蓄えておくことや、どうしたいのかを見据えることの大切さを学びました。
Q. いきセンでの印象的なエピソードを教えてください。
しっかりと準備をした結果が表れたときがとても印象的でした。地域の方と「担い手がいない」ということをきっかけに、話し合いの場を地域の方と一緒につくることになりました。ですが、設定をきちんとしていないと、どうしても課題やできない理由ばかり浮かんできて毎回同じ結論の繰り返しになってしまい、なかなか次へ進む事が出来ませんでした。
そこで、改めてこれまで出てきた課題を整理し、小さくてもできることからアイデアを出していくことをゴールとして、そのための準備や工夫も綿密に整えて挑みました。そのことによって、これまで地域の現状をネガティブに捉えていたみなさんが、「こういうことならできるかもしれない」「まずはやってみよう」と前向きに考えていける空気へと一緒に変わっていくことができました。
しっかりとした準備があった上で、地域の方がやってみようと前を向くきっかけとなったこのときのことはとても印象に残っています。
Q. 伏見いきセンでのやりがいについて教えてください。
チーム感を持って進められるところです。得意なこと、苦手なことがスタッフそれぞれで異なり、スタッフ全員で補えることだと思います。
Q.いきセンでの経験をふまえてどんな人になりたいですか?
責任感を持てる人、全体をイメージして事業をつくれる人、多面的に物事を見て物事を進められる人です。最後に関しては、いきセンでミギウデ副センター長という立場で全体的に事業を見ることで、色んな事業をつなげ関連付けることを意識していたので、より感じました。
今の仕事は支援者という立場で様々な立場の方と関わる事が多いため、全ての面においてスペシャリストで無ければならないことが多いです。そのため、全てにおいて準備をし、知識を持つことが大切だと感じるようになりました。
Q. 現在のお仕事はどんなことをされていますか?
地域の課題を解決していく中で、地域で住む人たちが住み続けられる仕組みづくりを目的に事業を行っています。この目的を円滑に進めるために自分は地域の声を聞いたり、また話を引き出すような仕事をしています。またその困りごとに対して、少しでも前を向いてもらうきっかけをつくるような言葉や情報をお伝えできるように心がけています。
普段の業務としては、会議の議事録を書いたり、次の会議の準備を今は中心にしています。また調査員という立場なので、アンケートをとり、それをまとめたりもしています 。